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ウィッキル通信Vol.23 次亜塩素酸水溶液の現在地
2021.6.1
先日、あるアイドルグループのライブ会場の入口で、除菌水がトンネル状空間噴霧されたことに対し、否定的なニュースを目にしました。これまでも、除菌水の「空間噴霧」についてネガティヴな意見が報道されてきましたが、どうしてこんなことになってしまうのか…。今回の件は、次亜塩素酸水のことではないようですが万立としては悲しい限りです。
事の始まりは、効果があるか試験中なのに「次亜塩素酸水効果なし」と誤報道されたことです。また、その後に全国で学校が再開となった時に出た「次亜塩素酸水の噴霧は絶対やめてください」という文部科学省からの通達。
数日後に「次亜塩素酸水の噴霧は、使用される方の判断で使用してください」に変更されてはいるものの、大きく報道で取り上げられるのは前者。「噴霧器も購入して準備していたのに、噴霧をやめた。次亜塩素酸水は捨てた。」などという話も聞きました。結局1度出た負の情報の信頼を取り戻すのは難しいのです。
厚生労働省のホームページにも「次亜塩素酸水の空間噴霧は推奨しません。」と書かれています。でも、それは誤解です。
国がそう言う根拠はWHOのガイダンスにある「消毒剤を人体に噴霧することは、いかなる状況であっても推奨されていない。これは、肉体的精神的にも有害である可能性があり感染者の飛沫や接触によるウイルス感染力を低下させることにはならない。」という文章です。
次亜塩素酸水溶液普及促進会議のホームページ(https://jia-jp.net/)によると、以前WHOに務めておられた北海道大学玉城名誉教授が、WHOへ回答を求められたところ、「次亜塩素酸水はこのガイダンスの対象ではない。」との正式回答(レター)をいただかれたことが記載されているのです。
また、こちらのホームページには海外での次亜塩素酸水溶液の空間噴霧の事例も多数掲載されています。
ただ、そんな情報は大々的に報道されません。こちらからお伝えしないと、気付かれにくいのです。いろんな誤解が、次亜塩素酸水の空間噴霧を妨げているのだと思います。
三重大学福﨑教授も、2020年6月11日の記者会見の中で、「濃度を正しく調整された次亜塩素酸水の空間噴霧は人体に安全であり、菌やウイルスの不活化に有効である」とお話されています。
弊社も、ウィッキルの噴霧の安全性を確かめるため、民間の試験機関にお願いし、マウスへの急性吸入毒性試験を行い、マウスの2週間後の肺にも異常がなかったことを確認しております。
これは、通常噴霧するより濃い濃度約100ppmを7時間噴霧するという方法で試験しております。あくまでもマウスでの試験ではあり、人体やペットに対しては皆さまのご判断によりますが、そのあたりを加味していただければ、ウィッキルの安全性もおわかりいただけると思います。
尚、こちらの試験結果の詳細が必要な方は万立までご連絡ください。
「除菌連合」という、除菌剤の噴霧の効果について考える議員連盟も立ち上がり、空間噴霧へ明るい兆しが見えてきたのではないかと思っています。
最近では、消費者庁から注意を受け販売停止命令を受けている商品があるとの報道もありました。そんな中、「万立のウィッキルは安心してお使いいただける」と品質に自信を持っております。そしてそれは、コロナ感染拡大より前から、ウィッキルを愛用してくださっているお客様の導入事例を見ていただけるとおわかりかと思います。
先日開設いたしましたウィッキルサイト(https://vikill.jp/)にも導入事例を掲載しております。ぜひ、参考になさってください。
これからも、ウィッキルの空間噴霧の有効性を感じ、多くの方々が利用くださり、早く元の生活に戻れる日を楽しみにしています。