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ウィッキル通信Vol.25 空間噴霧の安全性に新情報
2021.9.1
新型コロナウイルスの爆発的な感染拡大により、ますます感染対策が重要となってまいりました。日々増加する感染者の情報を見聞きし、恐ろしい毎日です。
そんな中、弊社も加盟しております「一般社団法人 次亜塩素酸水溶液普及促進会議(JFK)」から、新たな発表がありました。
これまで、次亜塩素酸水の空間噴霧の安全性は、弊社も行なっております動物実験でのエビデンスは多数存在するものの、ヒトでの実験結果は1例もありませんでした。しかしこの度、JFKが次亜塩素酸水を用いてヒトでの臨床試験を行ない、空間噴霧の安全性を確認しました。プレスリリースはこちらです。→( https://www.atpress.ne.jp/news/272947 )
試験方法は、30代から60代の男女20名を2群に分け、一方は部屋に次亜塩素酸水(被験品)、他方は部屋に水道水(対照品)を噴霧し、1日8時間、28日間にわたりその部屋で噴霧気体を吸入したことによる健康への影響を比較調査するという方法です。塩素濃度50ppmを噴霧して行なわれました。
その結果、身体計測、生理学検査、血液学検査、尿検査の全ての検査項目において、被験品群(次亜塩素酸水)は対照品群(水道水)と比較して有意な差は認められなかったとのことです。このことにより、次亜塩素酸水エアロゾルを吸入した際の安全性について、「問題ない」と結論づけています。
これまで、次亜塩素酸水の空間噴霧は、吸い込むことによる人体への影響が心配されておりましたが、今回の臨床試験結果により、安全なものであることが確認されました。
万立としては、これまでも空間噴霧は安全であると謳ってまいりましたが、様々な報道による不安から、噴霧を中止しているという話も聞いております。今回のことで改めてお考えいただければと思います
これだけ感染者が増えてきますと、施設の除菌作業がますます重要となってきます。不特定多数の方が手を触れる場所を中心に定期的に除菌剤による拭き作業を行なっていらっしゃる施設も多いかと思います。
しかし、ひとつひとつ手作業で拭いていくのは、大きな負担となっていることでしょう。面倒なので除菌剤を噴霧してしまいたいと思うかもしれませんが、アルコールや次亜塩素酸ナトリウムは危険なので、噴霧することはできません。そこで、噴霧ができる次亜塩素酸水溶液がお役に立てるわけです。
除菌拭きをしたあと、拭き残しがあってはいけないので、超音波噴霧器(※)で次亜塩素酸水溶液を噴霧している施設もあると聞きます。
また、持ち運びのできる噴霧装置(※)に次亜塩素酸水溶液を入れて、部屋中に噴霧する方法もあります。
テーブルなどの平らな面は、スプレー+拭き作業でも除菌は簡単ですが、ソファや椅子など、凹凸が多い場所には、この方法は大変効率がよく、壁や天井などの高いところにも便利です。
先日、ある展示会では、1時間に1度この方法で会場内に次亜塩素酸水を噴霧されていました。こちらの方法ですと、短時間で部屋中を除菌することができますので効率アップになり、おすすめです。是非ご検討ください。
(※)次亜塩素酸水溶液に対応している装置を使用する必要がありますのでご注意ください。